みんなやっているからに潜む罠
起業しようと決意したものの、何を学び、どこから手をつけたらいいか分からない。そう悩む人は実にたくさんいます。それも当たり前。起業の仕方やビジネスのはじめ方を、私たちは学校で習うことはなかったのですから。そうなると、周りをみて、聞いてみて、恐らくこんな感じで進めていけばいいだろう、と取り掛かり始める人も多いようです。だけど、本当にそれで大丈夫?
昨今の統計では、起業して実質上廃業をやむなくする割合は9割、つまり10人中9人がうまくいかないということがわかってきました。そうでもなると、周りを見回したらほとんどの人がうまく行か無い可能性が高いということになり、周りの見よう見まねで起業を進めていくことには大きなリスクがありそうです。
では、なぜ9割の人が起業で成果を出せずにいるかといことを、統計データから見てみると、1位は「販売不振」、つまり商品やサービスが売れないということ。その背景には、同業や類似商品・サービスの急増による競争激化があります。副業を推奨する労働制度を厚労省も強くすすめはじめたことによって、ますます起業する人が増えてくる中で、「どのようにしたらしっかりと売上をあげていけるかという課題」は全ての起業する人に直面しそうです。
“とりあえず”何かから手始めに取りかかるという安易な考えは、今ここで捨ててしまいましょう。ビジネスは、様々な検討事項(パーツ)からなり、それぞれがビジネスの目的を果たすために必要不可欠なパーツです。不足していたり、合わないものであったり、順序を間違って組み立ててしまったとしても、一度つくってしまうと、修正がとても困難なものです。
ビジネスは組み立ての順番が重要な、組み立て直しが大変なプラモデルのようなもの。資金、時間、量力を投資しながらも、ことあるごとに、やり直しを重ねていれば、資金に限りのあるスタートアップの起業家は、そこで資金切れとなり、手が打てなくなってしまいます。賢く起業を歩んでいきましょう。
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